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ちょっと飼い主疲れてます。暑いせいですね。
最初に言っときますが、また愚痴です。 きのこ、とにかく皮膚状態がものすごく急激に悪くなってきて、かなり元気もないのです。 きのこは、痛いことしんどいこと大嫌い、ものすご嫌いなのと、去年の肥満細胞腫手術とそれに続く点滴治療で確かに腫瘍はとれたけど、体力もものすごく使って一気に老け込んだこと(いや、その前の避妊手術のダメージが大きかったこと、その前の諸々の服薬でも「効くとされている期間」飲んでも効果がその期間で現れたためしはなかったこと)などから「基礎体力がおそろしくない、薬の効きが驚くほど悪い、傷の治りが他犬の何倍も遅い、精神的ダメージに弱すぎる」ので、副作用がしんどい抗がん剤や外科手術はしないと決めてました。 なので、痒みやジクジクを抑えて普段どおりの生活をさせたいからと、ステロイドと抗生剤だけでしのいできたのですが、これが見事に!効かない。量を先生が唸るほど増やしてもやっぱり。 痒みとジクジクを抑えて少しでも快適に過ごすという目的のために、少しでも可能性のあるのは、もうロムスチン(抗癌剤)だけということになって(点滴投与する薬は除外したので)、昨日そのための血液検査をしてきたのですが(薬自体は錠剤を3週間に1回飲むだけなので、始める決心をしたら薬だけもらいに行くということで帰ってきたのです)、抗生剤の種類も一応変えてもらったのですが、先生も「抗生剤の効果が、こんなにないとなると、種類を変えても効果は期待できないですけど、何もしないで見てられる状態でもないから」的な…。 で、サプリは、先生が見て却って悪いものでない限り、なんでも使ってみるという方向で。これはひょっとして「飼い主さんの悔いが残らないように」ということなのではと思いつつ、何が効くか分からないからね。 ここから、飼い主の勘と経験だけの話ですよ。 でもねー、効かない予感がするの。副作用は出る予感がするの。 いわゆるドン詰まりってやつでは。 嗚呼、宇治どんも大抵薬効かなかったけど、それでも治療直後は「すこし気分よくなった」期間があったものです。 民間療法も、自然療法とかも、ここまで悪化すると「ない」。気がする。 皮膚状態の急激な悪化もさることながら「急に元気喪失」が気になる。便も、心なしか黒い気がする。しかも、質感が、ブリリアントないつものと違う。 今日も、気が乗らないところは抱っこで散歩したのですが…なんかね、いろんなものに対する興味が薄れているのが「もうだるいし、いいやー」てな感じでとても気になるのです。おやつも「さあどうぞ」とお口まで運んで行くと「勿論食べるわよ」とよく食べるのですが、食に対する興味は薄れている感じがする。 さあ、どうする抗癌剤。これはリンパ球をやっつけるのですって。すると皮膚に集まっている悪いワルいリンパ球も減るので痒みも減る「はず」なのです。 さあ、きのこ、「減るはずなんですけど」の皮膚の悪いリンパ球は減らずな予感というか、要らない風邪とかひいて弱りそうな予感。 直観だけのご近所アンケートでは(みんなそれぞれ、犬やら猫やら人やらの癌との戦いを経てきている年代である)「きのこちゃんには、あかんのとちがうか」票が多くて。 これが人間なら本人の希望を聞いて周りの人間はその希望に一番添うようにすればいいだけなんだけど(気は楽)きのこの場合、たった2年のデータをもとに飼い主が決断しなければならない。今。 いやもう、正直「実は、そんなこと悩んでいる場合ではないほど深刻なのかも」という気はしている。ロムスチンを検索している時間があれば、きのこちゃんをナデナデしてハンドパワーを注入するべきかも。しかし人間、こういうこと(薬が効くかもとか、何がいいとか)考えてないともたないのが「癌患者の家族」です。ガンという響き、もうこれは「言霊」です。文字も響きも禍々しい。 それで、結局ああだこうだ言っているうちに患者は死んでしまい、悔いが残る(悔いだけとは言わなす)のが、癌なんですよね…。
by cuora
| 2012-06-02 20:17
| 犬
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