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ウーパーって簡単に飼えるのですか?というメールなどもいただきましたので、簡単にウーパーの飼い方について書いてみたいと思います。
飼い始めるときには、まず容器、カルキ抜き、餌だけは用意し、後のものは様子を見て使いやすいものを揃えていけばいいと思います。 容れもの…1、2匹でしたらプラスチックのケースか45センチくらいのセット水槽(金魚のお部屋などという名前で売られている。水槽とエアポンプ、ブクブクがセットになっているもの)で飼えます。3~4匹なら60センチ水槽がむいています。 軽いケースや45センチ水槽なら丸洗いも楽で清潔に保てます。60センチ水槽を丸洗いするのは結構大変です。 ろ過と水換え…うちでは投げ込み式の簡単なろ過を入れています。外掛け式ろか器というものも割合手頃ですが、ろか器の掃除がやや面倒です。 見た目が汚れていなくても1週間に半分くらい水を換えます。水道水にカルキ抜きを垂らしたものを使います。また夏場は水も傷みますからまめに換えてやります。 温度…ヒーターは使っていません。寒いのは得意なので、普通の室内でそのままで冬を越します。 夏の注意…暑さには弱いので、夏は日の当たらない涼しい場所に置いています。夏場はエアレーションを強めにかけています。水温が上がると水の中の溶存酸素が少なくなるからです。まめに水を換えるのも効果的です。 光…ライトはつけていません。直射日光があたると水温が急上昇したりするので、日の当たらない場所がいいと思います。 水草と砂利…うちはライトをつけていなくて水草は育たないので、人工の水草を入れています。なくてもいいのですが、入れておくと時々水草につかまったりしています。砂利は入れていません。掃除が面倒だという理由です(うちは動物が多いので少しでも楽したいから) *勿論、本格的なろ過やライトをつけて砂利や水草を入れたレイアウト水槽でも飼えます。でも一番大事なのは、水をきれいに保つことで、小さな水槽で中途半端にそれらしくレイアウトすると汚れが溜まるばかりなのです。 餌…基本的に肉食の動物です。沈むタイプの金魚の餌や、熱帯魚のナマズ用の餌をあげています。浮いているものは見つけられないようです。小さいうちは毎日、だんだんと間隔をあけて大きくなってきたら1週間に一度ほど、たっぷりめにやります。それを消化して糞が出た頃が次の餌の目安です(ぷっくり膨らんでいたお腹がすっと細くなるので分かります)。 餌用の生きたメダカを入れる人もいますが、餌メダカについている寄生虫(イカリムシなど)がウーパーにうつることがあるので、私はやったことがありません。 寿命…寿命は、2~3年だと書いてある本もありますが、飼い方によって10年くらいは生きることがあるようです。 *餌の量や間隔については、色々な意見があります。頻繁にたっぷりと食べさせて、孵化後1年で繁殖させる場合、寿命も短くなります。逆に餌の間隔をあけて胃腸を休ませ、ゆっくり育ててペットとして楽しむのであれば、長生きするけど繁殖はするかどうか?という感じです。 病気…水が汚れると皮膚が荒れます。これはほかの両生類も同じだと思いますが、見た目が透明な水も実際は排泄物などでアンモニアが増えていたりするのです。人が見て汚いと感じるようになる前に水を換える、これを守っていれば大丈夫だと思います。 餌を頻繁に大量にやると消化不良などになり、へたをすると死んでしまいます。夏場は餌も控え目に、春秋は体力をつけるために多めにやるのがいいようです。 以上が、試行錯誤して出した私の答えです。人によって生活スタイルが違うように、ウーパーの飼い方はこれだけが正解というのではありませんが、とっかかりにはなると思います。 キーワードは「水をきれいに保つ」につきると思います。
by cuora
| 2006-04-22 10:30
| 両生類
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